行列の演算
A
×
B
×
何かをする数の表
行列は数の表に見えて、ふるまいは命令に近いものです。点にかければ、その点は動きます。回り、伸び、傾き、あるいはつぶれる。多くのものが一緒に変化する場所──図形、統計、工学、機械学習──に行列が現れるのはそのためで、ここに並ぶ演算がこの形をしているのもそのためです。和は二つの命令を重ね、積は一方のあとにもう一方を実行します。
3ステップの使い方
- 1 各行列のサイズを決め、それからマスを埋めます。
- 2 演算を選びます。入力したサイズに当てはまらないものは、推測せずにその旨を告げます。
- 3 結果の表を読みます。行列式は行列ではなく、ひとつの数値を返します。
A × B が B × A でない理由
行列のかけ算は合成です。A × B は「まず B、次に A」を意味します。順序が効くのは、現実の世界で効くのと同じ理由です。本を回してからひっくり返すのと、ひっくり返してから回すのとでは、行き着く先が違います。このツールはその順序を忠実に守ります。だから A と B を入れ替えれば答えはたいてい変わり、ときには積そのものが成り立たなくなります。
行列式が語っていること
行列式は、その行列が面積や体積を何倍にするかを測り、符号は向きが反転するかどうかを示します。行列式が3なら面積は3倍、-1なら大きさは保たれたまま全体が鏡像になります。行列式がゼロなら、その変換は空間をより薄いものへ押しつぶしています。平面を直線へ、直線を点へ。そこで情報が失われます。だからこそ、それを取り戻す逆行列は存在しないのです。
行列 - よくある質問
積の各成分は、A の行と B の列を組にして作るからです。組にできるのは、長さが同じときだけです。3×2 の行列は 2×5 にかけられ、結果は 3×5 になります。3×5 にはかけられません。この規則は勝手な制限ではなく、かけ算が実際に何を計算しているかの帰結です。
ほかの数学ツール
関数電卓
三角関数、対数、べき乗、平方根、階乗を備えた関数電卓。式を入力してもキーを押しても計算でき、度とラジアンに対応します。
分数計算機
2つの分数を足す・引く・かける・わる。答えは約分され、帯分数と小数でも表示されるので必要な形をそのまま使えます。
標準偏差
数値のリストを貼るだけで、標準偏差・分散・平均・中央値・最頻値・範囲をまとめて表示。標本と母集団の両方を出します。
二次方程式
a・b・c を入れて ax² + bx + c = 0 を解きます。解、解の個数を決める判別式、放物線の頂点が出ます。
三角形の計算
2辺から直角三角形を、3辺から一般の三角形を解きます。足りない辺、3つの角、面積、そして縮尺どおりの図が得られます。